文章を書くのに自信がない
PREP法は聞いたことがあるけど、実際どう使えばいいのか分からない。
こんなお悩みありませんか?
PREP法とは初心者でも分かりやすい文章や説明ができるようになる「伝わる型」です。
ですが、PREP法さえ押さえておけば伝わる文章が書けるわけではありません。
実際に、初心者がやりがちな落とし穴や、ちょっとしたコツを知っておくことで、
PREP法の効果は何倍にもなります。
この記事を読めば
・PREP法の基本が分かる
・初心者がやりがちな失敗を回避できる
・実践で使える例文やテンプレが手に入る
・他の型との使い分けまで学べる
「説明下手」「文章下手」でお悩みの方でもPREP法を意識・活用することで
相手に伝わる、話を聞きたいと思ってもらえる説明や文章に変えることができます。
是非最後まで読んでみてくださいね。
1章:PREP法とは?初心者でもわかる基本と意味を徹底解説

PREP法とは
PREP法とは以下の順番で伝える構成です。
P(Point) :結論
R(Reason) :理由
E(Example) :具体例
P(Point) :結論
例えば
このコーヒーはおすすめです(結論)
理由は香りがよく、酸味と苦みのバランスもいいからです(理由)
実際、朝にこのコーヒーを飲むと一日元気に過ごせます(具体例)
だから、朝の一杯はこのコーヒーがぴったりです(結論)
まず初めに結論を伝えることで、相手の話が長くてイライラする、結論が分からず不安になるなどの聞く側のストレスを軽減し、話のポイントをすぐ理解してもらえます。
PREP法はなぜ必要?メリットと説明に欠かせない理由
PREP法を使うと、コミュニケーションがぐっと円滑になります。
その理由は3つです。
- 短時間で主張が伝わる例えが、会議で報告する際、PREP法を使わず5分話した内容が、PREP法を意識することで1分にまとまることがあります。
「結論は〇〇です。理由は△△です。具体的には〇〇というデータがあります。ですから〇〇だと考えます」
という構成にするだけで、聞き手はポイントを理解でき、その後の説明も集中しやすくなります。結果的に会議全体の時間短縮や、時間の有効活用だけでなく、あなたの評価が上がることにもつながります。 - 説得力が高まる最初に結論を提示することで、聞き手はあなたの主張の核をすぐに理解できます。
その後理由と具体例で、その結論を裏付けるため、提案がより説得力が高まります。
- 考えを整理する習慣がつく何か伝えたいと思った時、PREP法を意識することで、
結論:1番伝えたいことは何?
理由:なぜそう言えるの?根拠は?
具体例:その根拠を裏付ける具体的な事実や事例は?
結論;最も重要なメッセージは?伝わる表現にするには?
このプロセスを繰り替えることで、論理的に考えられるようになります。
現代人は、答えを早く知りたい人が多くせっかちです。
ダラダラ説明されると、「結論は何…?」とモヤモヤ考えながら聞いてしまいます。
聞き手は思考を巡らせるので、話の内容が頭に入らず…結局相手の時間を奪うことにもつながります。
PREP法は、「話がわかりにくい」「何が言いたいの?」と思われないための便利な型です。話す側にとっても思考を整理でき、伝わりやすくなります。
PREP法とはどんな場面で使える?ビジネス・副業・日常の活用例
PREP法はビジネス場面だけでなく、プライベートでも使用できます。
- ビジネス:上司への報告
結論:案件成功です、理由:売上達成、例:前年比120% - 副業:ライティング業務全般、SNSなど
結論:このアプリが便利です、理由:初心者でも使いやすい、例:私の母が10分で設定できました - 日常:家族や友達との会話
結論:今日は外食にしよう、理由:疲れているから料理を作る余裕がないから、
具体例:近所のイタリアンなら歩いて行けて美味しい
PREP法を意識することで、考えを論理的に整理する習慣が身に付きます。
2章:PREP法とは万能じゃない!初心者がやりがちな失敗と落とし穴

PREP法とは逆効果になることも?初心者のNG例
PREP法は便利ですが、使い方を間違えると逆効果になります。
失敗例
- 結論が長すぎる「最近の朝活についていろいろ試行錯誤してきたんですが、
やっぱり朝に時間を作ることで、いろんな面で効率が上がるというか、
自分の生活にいい影響があると感じていて、
結論としては、やっぱり朝活はいいなと思います。」
→ 改善例:「結論、朝活は最高です。」 - 理由が弱い「最近このカフェに通ってます。理由は、なんか居心地がいいから。」
→ 改善例:「理由は、店内が静かでWi-Fi・電源完備、
席の間隔もゆったりしているので作業に集中できるからです。」
PREP法とは具体例(Example)がカギ!説得力を高める具体例の作り方
具体例(Example)は、相手に「なるほど」と思わせる重要なポイントです。
数字を入れる、実体験を入れる、相手が知っている事例を使うことで、より説得力を高めた話し方になります。
- 数字を入れる
NG例:「理由はコスパが良いから。」
改善例:A社は3000円、B社は5000円コスパが良いだけ言われても、何と比較しどのくらい良いのかが分かりません。
実際に比較や数字を入れることにより、
相手も「そんなにお安いなら」「そんなに効率よくできるなら」と
納得できるようになります。 - 実体験を入れる
NG例:初心者でも使いやすい
改善例:昨日使ってみたら30分で設定できました実体験は相手が自分事に落とし込むときに参考になり、
30分で設定できたなら自分にもできそう、
やってみたいと思ってもらえる材料となります。 - 相手が知っている事例を使う
NG例:今人気の商品
改善例:あの人気モデルの○○も使ってます自分も知っている人や好きな人、ステキな人が使っているものや、
おすすめしている物は、自分も近づけるのはないかと使ってみたくなります。
より具体的な言葉を使うことで、相手が想像でき説得力が高まります。
PREP法とは「硬くなる」リスクもある?柔らかさを出すコツ
PREP法だけに頼ると、説明が教科書のように硬くなってしまうことも。
伝わる文章にするために以下のように気を付けます。
- 自分の感想や感情を少し混ぜる
例:「これ、感動して涙が出ました。」
「このツール、本当にビックリするくらい簡単で使いやすかったです。」
「正直、ここまで効率が上がるとは思っていませんでした。」 - 相手への問いかけを入れる
例:「あなたにもこんな経験ありませんか?」
「時間が足りないと感じとことはありませんか?」
「もっと楽に成果が出せる方法があったら、試してみたくないですか?」
これで自然な会話に近づきます。
3章:PREP法とは?実践で役立つ例文とコピペOKテンプレート集

PREP法とはこう使う!ブログ・SNS・副業ライティング例文
ビジネスシーンだけでなく、ブログやSNS、副業の文章でもPREP法は役立ちます!
読者が途中で離脱しにくく、説得力のある文章を書くことができます。
- ブログ編
「結論:このツールがおすすめ。理由:初心者でも簡単だから。例:私の母(50代)が10分で設定できた。だから初心者におすすめです。」 - SNS編
「結論:朝活最高。理由:時間を有効活用できるから。例:今日は6時に起きて30分読書したら一日が充実。だから朝活は最高。」
簡単に取り入れるだけで文章が一段上に見えます。
PREP法とはこの形!日常会話の例文
PREP法は日常会話でも大活躍します。
家族や友人に要点を伝えるときに使うと、話がスムーズになります。
例:
「結論:公園に行こう。理由:天気がいいし運動不足だから。例:昨日は一日家にいたし、今日は晴れてる。だから公園に行こう。」
この形なら、相手もすぐに理由がわかって納得しやすいです。
PREP法とは?シーン別テンプレを使って練習しよう
ここからはすぐに使えるテンプレを紹介します。
コピペして自分の内容に置き換えてみてください。
ビジネス用
① 提案用
「結論:この提案を採用するのが最適だと考えます。
理由:○○の課題を解決でき、コスト削減が見込めるからです。
例:同様の施策で、過去に○○%のコスト削減を実現しました。
だからこの提案を進めるのが良いと考えます。」
② 上司・チームへの報告用
「結論:プロジェクトは予定通り進行中です。
理由:主要なマイルストーンを全て達成できているからです。
例:昨日までに○○の開発が完了し、テストも問題ありませんでした。
だから引き続きこのスケジュールで進めます。」
③ 会議での意見・発言用
「結論:私はA案を推します。
理由:実現可能性が高く、チームの負担が少ないからです。
例:過去のプロジェクトでA案に似た方法を使い、スムーズに進行できました。
だからA案がベストだと思います。」
④ クライアント・顧客対応用
「結論:こちらのプランをおすすめいたします。
理由:ご要望の○○に最も適しているからです。
例:実際、他のお客様でも○○の成果を出しています。
だからぜひご検討ください。」
⑤ ビジネスメール用
「結論:ご提案の件、承認いたします。
理由:コスト・納期ともに条件を満たしているからです。
例:見積もり内容は弊社の基準に沿っており、問題ありません。
だから正式に進めていただければと思います。」
副業・ブログ・SNS用
① 商品レビュー記事用
「結論:○○は本当におすすめです。
理由:○○が簡単で、初心者でも使いやすいからです。
例:私も最初の1週間で○○ができるようになりました。
だから○○は自信を持っておすすめできます。」
② SNS投稿用
「結論:この作業ツール、めちゃくちゃ便利です。
理由:作業時間が半分になるから。
例:昨日3時間かかってた作業が1.5時間で終わった。
だから副業してる人はぜひ使ってみて!」
③ ブログ集客記事用
「結論:副業を始めるなら○○がおすすめです。
理由:初期費用がほぼゼロでスタートできるからです。
例:私も最初は月1万円から、今は月5万円稼げています。
だから副業初心者にぴったりです。」
④ Twitter(X)・Threads投稿用
「結論:副業はスモールスタートが正解。
理由:いきなり大きく始めると失敗しやすいから。
例:私も最初は月1万円のライター案件から始めました。
だからまずは小さな一歩を!」
⑤ インスタ・YouTube原稿用
「結論:今日紹介するのは○○です。
理由:手軽にできて、効果が出やすいからです。
例:私の場合、3日で○○の効果を実感しました。
だから初心者の方にもおすすめです。」
プライベート用
① 家族への提案用
「結論:今日は外食にしよう。
理由:冷蔵庫に食材が少なく、みんな疲れているから。
例:昨日も自炊で頑張ったし、今日はリフレッシュしたい。
だから今日は外食にしよう。」
② 友人へのお誘い用
「結論:今週末、一緒に映画を観に行こう。
理由:最近会えてないし、面白そうな作品が公開されるから。
例:口コミ評価が高く、話題になってる映画だよ。
だから一緒に行かない?」
③ 恋人・パートナーとの相談用
「結論:次の旅行は温泉に行こう。
理由:お互い疲れがたまっているし、ゆっくりできるから。
例:前に行った温泉旅館、とても癒やされたよね。
だから次の旅行は温泉がいいと思う。」
④ 自己成長・日記メモ用
「結論:明日から早起きに挑戦しよう。
理由:朝の方が集中力が高いから。
例:以前早起きしたとき、午前中にすごく仕事がはかどった。
だから明日からまた早起きしてみよう。」
⑤ 子どもとの会話用
「結論:今は宿題をやろう。
理由:後で遊ぶ時間を確保するためだよ。
例:昨日も先に宿題を終わらせたら、たっぷり遊べたよね。
だから今は頑張ろう!」
テンプレーとに慣れてきたら、次の3つのステップで徐々に「自分らしさ」と加えていきましょう!
ステップ1:接続詞や副詞で感情をプラス
テンプレートの骨組みはそのままに、「しかし」「実は」「驚いたことに」「なるほど」といった接続詞や副詞を意識的に加えてみましょう。
ステップ2:比喩表現や疑問形を取り入れる
「まるで○○のようだ」「○○のようなイメージです」や
「○○だと思いませんか?」「あなたはどう思いますか?」と加えてみる
「結論:○○は本当におすすめです。まるで魔法のように○○が簡単で、初心者でも使いやすいからです。例:私も最初の1週間で、まるでパズルのピースがハマるように○○ができるようになりました。だから○○は自信を持っておすすめできます。もしあなたが〇〇で悩んでいるなら、試す価値ありです!」
ステップ3:自分の体験や具体的案エピソードを肉付け
テンプレートの「具体例」の部分に、個人的な体験や具体的なエピソードを盛り込むことで、オリジナリティが生まれます。
「結論:朝活最高。理由は時間を有効活用できるから。例:昨日はちょっと寝坊して後悔したけど、今朝は6時に起きて30分読書したら、信じられないくらい一日が充実! だから朝活は最高。」
PREP法他の文章術・説明型とどう違う?使い分け完全攻略

PREP法とSDS法・結論要点型との違い
PREP法の他にもSDS法というのも聞いたことがありますか?
SDS法とは
要約(Summary)
詳細(Details)
まとめ(Summary)
の流れ。
例:「要約:新商品Aは高評価です。詳細:性能・価格・デザインが優秀です。まとめ:だからAはおすすめです。」
SDS法はPREP法よりも説明やプレゼン、ニュース記事などに向いています。
結論要点型はそのまま
結論
要点
の順に書きます。
例:「結論:○○です。要点:一つ目は△△、二つ目は□□です」
のように短く済ませるのに便利です。
LINEや会議の簡単な報告に向いています。
PREP法とは相性が悪い場面もある?雑談・共感場面の注意点
実のところPREP法は万能ではありません。
雑談や共感が必要な場面などはPREP法は不向きです。
例えば
友人と遊んだ帰りに今日楽しかったことを伝えたい場合
「今日は楽しかったー。映画に行けたから。あのシーンとこのシーン感動したよ。だから楽しかったんだ。」
と言うと、微妙な空気になってしまいます。
このような感情をそのまま伝えた方が良い場面や、相手の話を聞くとき、共感するときは、PREP法は意識せず自然体が好印象です。
PREP法とは?結論型を超えて「自分らしい表現」へ
PREP法あくまで「型」
慣れてきたら、次のステップを意識しましょう。
- 感情を織り交ぜる
「理由:このツールは作業時間が半分になったから。」
例:初めて使ったとき“やばい、もう戻れない!”って本気で思いました。」「理由:おいしかったから。」
例:一口食べて“うわ、幸せ!”ってなった」 - 質問を加える
「だからこの副業サービスを使うべきです。
あなたは今、作業効率に満足していますか?」
「オススメなんだけど、○○さんも興味ある?」 - 相手目線を取り入れる
「多分、この記事を読んでいるあなたも“もっと短時間で稼げたら”と思っているはずです。」
「多分あなたもこれ好きだと思うな」
5章:まとめ|PREP法とはあなたの文章力を変える第一歩

PREP法とは、「結論 → 理由 → 具体例 → 結論」で相手に伝わりやすくする、
シンプルかつ強力な型です。
まずは基本を理解し、徐々に自分なりにアレンジしていくことが大切です。
まずは、日常の小さな場面から試してみてください。
たとえばSNSの投稿、家族への相談、ブログの1記事…。
小さく始めることで、徐々に思いが伝わるようになります。
PREP法とは、説得力を底上げできる最短ルートです。
しかも慣れれば、「自分らしさ」や「感情」も混ぜ込めるようになります。
そして何より大事なのは、
PREP法とはあなたの味方であり、あなたを縛るものではないということ。
ぜひ、今日から小さな一歩を踏み出してみてください。
相手にコミュニケーションコストをかけずに、「伝わるって、気持ちいい!」をあなた自身の武器に変えていきましょう。